おだしの取り方 2019.09.16 ヒイラギ煮干しの出汁の取り方 (更新日: 2021/12/10) この記事では、ヒイラギ煮干しの出汁の取り方を紹介します。 「ヒイラギ」はスズキ目・ヒイラギ科に分類される小魚です。 標準和名の「ヒイラギ」は長崎県での呼び名ですが、ギンダ、ネコクワズ、ニイラギ、ニロギなど、地域ごとにさまざまな呼び名があります。 ヒイラギは成長すると15cmほどの大きさになりますが、煮干しに加工されるのは3~4cmほどの小さなサイズです。 このサイズは苦味やクセが少なく食べやすいので、そのまま召し上がっていただくこともできます。 ヒイラギの出汁は水出し法ではややあっさりとしていますので、煮出し法がオススメです。 煮出して取ったヒイラギの出汁は、クセがなく優しい甘みのある味わいです。 味噌汁、吸い物仕立ての汁物などにご利用ください。 材料 ヒイラギ煮干し30g 水1リットル おすすすめのヒイラギの煮干し 商品: ひいらぎ 静岡県産のヒイラギの煮干しです。 平らな形が特徴的で、小ぶりなので苦味やクセがありません。甘みがあり優しい味わいですので、お味噌汁など汁物にご利用いただけます。 一口サイズですので、おつまみとしてまるごと召し上がっていただくこともできます。 出汁の取り方 鍋に水1リットルとヒイラギ煮干し30gを入れます 1時間ほど浸け置きます 時間のある時には半日ほど浸け置くと、より出汁が抽出されやすくなります。 鍋を中火に掛けます 沸騰したら弱火にし、10分ほど煮出します アクが出ますので、取り除くとすっきりした味わいになります。 ザルでこします 煮干しの細かな粉が気になるようでしたら、キッチンペーパーを敷いてこしてください。 ヒイラギ煮干しの出汁の完成です 澄んだ淡い色合いの出汁です。 ヒイラギ煮干しの出汁の保存方法 ヒイラギ出汁を使い切れない時には、冷蔵庫で3日ほど保存できます。 すぐに使わない時には冷凍庫で2週間ほど保存できます。 ヒイラギ煮干しの出し殻(だしがら)の利用方法 出汁を取ったあとに残る出し殻(ダシガラ)は、素揚げにしたり酢の物にしたりして召し上がれます。 おすすめ記事 煮干し出汁の取り方 投稿: 2018年6月9日 煮干しの出汁は料理の種類を問わず、幅広く使っていただけます。出汁のとり方もあっさりした味わいになる水出し方法としっかりした味わいになる煮出し方法があります。一般的なイワシの煮干し(カタクチイワシ、平子いわし、うるめいわし)の出汁の取り方と、煮干しごとの出汁の特徴と合う料理についてご紹介します。 コメントなし ひいらぎの煮干しのダシガラのサクサク揚げ(カレー味) 投稿: 2019年9月30日 この記事では、ヒイラギ煮干しのダシガラのサクサク揚げ(カレー味)のレシピをご紹介します。ヒイラギ煮干しのダシガラは小さく、DHA、EPA、カルシウムが豊富に含まれています。軽く油で揚げるだけでおやつや酒の肴に生まれ変わります。「カレー味」以外にも、「のり塩味」や「ゆず胡椒味」など、お好みでアレンジしてみてください。 コメントなし ひいらぎの煮干しのダシガラの酢の物 投稿: 2019年10月21日 このレシピでは、ヒイラギ煮干しのダシガラの酢の物を紹介します。煮干しに加工されるヒイラギは3~4cm前後の稚魚ですので、トゲを気にせず、丸ごとお召し上がりいただけます。カルシウム、DHAなどが豊富に含まれています。酢と合わせることで、カルシウムの吸収率がアップしますので、ダシガラで酢の物を作ってみてはいかがでしょうか。 コメントなし だしがらを利用してもう一品を作る方法!(にぼし編) 投稿: 2018年7月26日 煮干しのだしがら(出し殻)をどうされていますか?カルシウムなどの栄養が豊富なにぼしを捨ててしまうのはもったいないです。ここでは、ご飯のすすむ甘辛煮の作り方をご紹介します。おだしを取ったついでに夕食のおかずがもう一品増えたら嬉しいですよね。 コメントなし 最後に ヒイラギは、ネコが好んで食べないことから「ネコクワズ」や「ネコマタギ」などとも呼ばれることもあります。これを聞くと、少し悪いイメージがあるかもしれませんが、ヒイラギの煮干しは苦味やクセがなく、カリッと食べやすいです。出汁も優しく甘みがありますので、ぜひお試しください。 おだしの取り方ヒイラギ煮干し, 煮出し法, 煮干し