おだしレシピ 2019.03.26 羅臼昆布出汁の水炊き (更新日: 2022/12/09) 水炊きは鶏や野菜などの食材を煮込む鍋料理です。 素材そのものの味を楽しむ料理ですから、あまり調味料を使わない特徴があります。 このレシピでは、昆布出汁をベースにした水炊きの作り方をご紹介します。 昆布出汁に含まれるうま味成分(グルタミン酸)は、鶏のうま味成分(イノシン酸)やキノコ類のうま味成分(グアニル酸)と相性が良く、うま味の相乗効果が働きます。 素材の風味が引き立ちますので、少ない調味料でも美味しく召し上がっていただけます。 今回は昆布の中でも濃厚な出汁の取れる「羅臼昆布(らうすこぶ)」を使っています。 とてもまろやかな出汁ですので、鍋の中の素材を結びつけてくれます。 ご家庭に羅臼昆布がなければ、利尻昆布や真昆布でも代用できます。 うま味たっぷりの水炊きをお楽しみください。 おすすめの出汁 羅臼昆布 黄色く透き通った濃厚な昆布出汁が取れます。まろやかで甘味がありますので、鶏肉や野菜と相性が良いです。 材料(3~4人分) 羅臼昆布20g 水2000cc 鶏肉(鶏もも肉)2枚 白菜1/4個 ネギ2本 椎茸・えのき茸・しめじそれぞれお好みの量 春菊1/2束 豆腐1/2~1丁 ポン酢お好みのもの ※他にもニンジン・大根・水菜など、お好みで加えてください。 作り方 1. 羅臼昆布はサッと水洗いして、表面のホコリや汚れを取り除きます。 2. 鶏肉や野菜などの具材を食べやすい大きさに切ります。 3. 土鍋に羅臼昆布20gと水2000ccを入れて、1時間ほど置きます。 4. 鍋を弱火~中火に掛け、湯温が60℃になったら羅臼昆布を取り出します。 ※ 昆布の切れ端から気泡が出てきたら60℃の目安です。 5. 鶏もも肉を入れ、ひと煮立ちさせます。 6. 椎茸・白菜・ネギを加えます。 7. 豆腐を並べ、春菊を入れて、ひと煮立ちしたら火を止めます。 8. お好みのポン酢で召し上がってください。 ワンポイントアドバイス ✓ 昆布出汁を60℃を超える温度で煮出すと、アルギン酸などの雑味が出てきます。水炊きは素材の味を活かす料理ですので、昆布を煮出さずに取り出しましょう。 ✓ 鍋が煮詰まると煮汁が少なくなってきますので、水出し法などで、継ぎ足し用の昆布出汁を用意しておくと便利です。 ✓ ポン酢まで手作りにこだわる方は「かつお削りと昆布のポン酢の作り方」を参考になさってください。 おすすめ記事 昆布の種類と選び方 投稿: 2022年7月8日 昆布の見た目はどれも同じですが、出汁用・食用・飲用など用途が異なっています。この記事では、昆布の種類を用途ごとにご紹介し、さらに昆布の良し悪しを見分けるコツをお伝えします。 昆布出汁の取り方 投稿: 2018年6月9日 昆布には、煮出しで取る方法、水出しで取る方法、そして昆布粉をふりかけるおいだし方法があります。それぞれ特長が異なりますので、料理の目的や生活スタイルに合わせて使い分けてみましょう。 コメントなし おだしレシピ昆布, 羅臼昆布