おだしの取り方 2019.02.02 牡蠣煮干しの出汁の取り方 (更新日:2022/03/25) この記事では、牡蠣煮干しの出汁の取り方を紹介します。生食や鍋料理に召し上がる機会が多い「牡蠣(かき)」は、「海のミルク」と言われ、亜鉛や鉄分・銅・ミネラル・タウリンなど栄養が豊富です。その牡蠣を煮干しにしていますので、栄養と旨味がギュッと凝縮されています。出汁は牡蠣らしい濃厚な旨味のある風味です。牡蠣の存在感が強いため、薄味の料理よりは味噌料理・鍋料理などの濃厚な料理に向いています。出汁を取ったあとに、そのまま具として食べられますので、牡蠣をまるごと楽しめます。 材料 牡蠣煮干し15g(味噌汁を作るときの目安です。より濃厚な料理を作る場合はお好みで量を増やしてください) 水800cc おすすめの牡蠣煮干し 商品: 牡蠣煮干し 亜鉛やタウリンなど栄養豊富な牡蠣は「海のミルク」と呼ばれています。 旨味が凝縮されている牡蠣煮干しからは濃厚な味わいの出汁がとれます。 出汁の取り方 鍋に水800ccと牡蠣煮干し15gを入れます 1~2時間ほど浸け置きます 牡蠣も出汁も黄金色になってきます。時間のある時には半日ほど浸け置いた方が出汁が抽出されやすくなります。 鍋を中火に掛けます 沸騰したら弱火にし、10分ほど煮出します ザルでこします 牡蠣は取りやすいので、こさないで菜箸で取り出してもいいです。 牡蠣出汁の出来上がりです 黄金色の出汁です。 『山が海を育てる』という言葉があります。緑豊かな山が育つと、木々を野鳥や動物が行き交い、豊かな山の生態系が育まれます。落葉などが土にかえり、栄養として川の流れとなり、海に注がれていきます。牡蠣を養殖している広島の海も、山を育てることで豊かな海を作り、その栄養で牡蠣が育つようにと、植樹活動をしています。 牡蠣出汁の保存方法 貝出汁は傷みやすいので、取った出汁は翌日までには使い切ることをオススメします。すぐに使わない場合や使い切れずに残った時には、冷凍庫で保存すれば2週間ほど保ちますよ。 牡蠣の出し殻(だしがら)の利用方法 牡蠣のダシガラは、そのまま味噌汁やスープの具として召し上がれます。また、出汁を取りながらそのまま具として鍋や雑炊、炊き込みご飯などに利用できます。炒め料理や細かく刻んでチャーハンの具にしても美味しいです。 最後に 生牡蠣は「R」の付く月に食べられると言われ、通年食べることができません。その点、煮干しにしてある牡蠣は保存ができますので、いつでも利用することができます。栄養豊富な牡蠣の煮干しですので、余すことなく具ごと召し上がってください。 おすすめ記事 牡蠣のだしがらのオイスターソース炒め 投稿: 2019年2月5日 この記事では、牡蠣煮干しのダシガラを使ったオイスターソース炒めを紹介します。中華料理の調味料として知られるオイスターソースは、牡蠣を主原料として作られています。牡蠣煮干しとの相性が良いので、野菜と牡蠣のダシガラをオイスターソースで炒めれば、ご飯がすすむ一品になりますよ。 コメントなし かきの煮干しのオリーブオイル漬け 投稿: 2019年8月12日 この記事では、牡蠣煮干しのダシガラを使ったオイスターソース炒めを紹介します。中華料理の調味料として知られるオイスターソースは、牡蠣を主原料として作られています。牡蠣煮干しとの相性が良いので、野菜と牡蠣のダシガラをオイスターソースで炒めれば、ご飯がすすむ一品になります。 コメントなし かきの煮干しで作る牡蠣醤油 投稿: 2019年8月20日 このレシピでは、牡蠣醤油の作り方を紹介します。牡蠣醤油(かきしょうゆ)とは、牡蠣を醤油に漬け込んで作る「だし醤油」です。牡蠣の旨味と栄養分が抽出された醤油は味わい深く、炒め料理・うどん・チャーハン・煮物・卵かけご飯・冷奴など、いろいろな料理に使えます。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できますので、作り置くと便利な調味料です。 コメントなし おだしの取り方煮出し法, 煮干し, 牡蠣