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ヒイラギ煮干しの出汁の取り方

(更新日: 2021/12/10)

この記事では、ヒイラギ煮干しの出汁の取り方を紹介します。

「ヒイラギ」はスズキ目・ヒイラギ科に分類される小魚です。
標準和名の「ヒイラギ」は長崎県での呼び名ですが、ギンダ、ネコクワズ、ニイラギ、ニロギなど、地域ごとにさまざまな呼び名があります。

ヒイラギは成長すると15cmほどの大きさになりますが、煮干しに加工されるのは3~4cmほどの小さなサイズです。
このサイズは苦味やクセが少なく食べやすいので、そのまま召し上がっていただくこともできます。

ヒイラギの出汁は水出し法ではややあっさりとしていますので、煮出し法がオススメです。
煮出して取ったヒイラギの出汁は、クセがなく優しい甘みのある味わいです。

味噌汁、吸い物仕立ての汁物などにご利用ください。

材料
ヒイラギ煮干し30g
1リットル
おすすすめのヒイラギの煮干し

静岡県産のヒイラギの煮干しです。
平らな形が特徴的で、小ぶりなので苦味やクセがありません。甘みがあり優しい味わいですので、お味噌汁など汁物にご利用いただけます。
一口サイズですので、おつまみとしてまるごと召し上がっていただくこともできます。

出汁の取り方

鍋に水1リットルとヒイラギ煮干し30gを入れます

1時間ほど浸け置きます
時間のある時には半日ほど浸け置くと、より出汁が抽出されやすくなります。

鍋を中火に掛けます

沸騰したら弱火にし、10分ほど煮出します
アクが出ますので、取り除くとすっきりした味わいになります。

ザルでこします
煮干しの細かな粉が気になるようでしたら、キッチンペーパーを敷いてこしてください。

ヒイラギ煮干しの出汁の完成です
澄んだ淡い色合いの出汁です。

ヒイラギ煮干しの出汁の保存方法

ヒイラギ出汁を使い切れない時には、冷蔵庫で3日ほど保存できます。
すぐに使わない時には冷凍庫で2週間ほど保存できます。

ヒイラギ煮干しの出し殻(だしがら)の利用方法

出汁を取ったあとに残る出し殻(ダシガラ)は、素揚げにしたり酢の物にしたりして召し上がれます。

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最後に

ヒイラギは、ネコが好んで食べないことから「ネコクワズ」や「ネコマタギ」などとも呼ばれることもあります。これを聞くと、少し悪いイメージがあるかもしれませんが、ヒイラギの煮干しは苦味やクセがなく、カリッと食べやすいです。出汁も優しく甘みがありますので、ぜひお試しください。

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