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鯛煮干し出汁の取り方

(更新日: 2022/3/04)

「お祝い事には鯛(たい)」や「腐っても鯛」と言われるように、鯛は魚の中でも一目置かれる高級魚です。切り身でも高価な鯛ですが、煮干しであれば比較的安価で購入できます。最近は漁獲量が減り、取り扱っている店舗も減ってきてはいますが、この記事では、そんな珍しい鯛の煮干しの出汁の取り方を紹介します。白身魚のタイ煮干しで取った出汁は、苦みや臭みがなく、あっさりと上品な中に甘みのある出汁が取れます。ラーメンスープの素材としても人気があります。その他、お吸物や椀物、スープや麺つゆなど、薄味の料理に使っていただけます。鯛煮干しで鯛めしを作ることもできますよ。

材料
鯛煮干し1尾(25g前後)
800cc
おすすめの鯛煮干し

熊本県天草産の上質なキダイを使っています。生産量が限られているとても珍しい煮干しです。臭みがなく甘く上品な出汁が取れますので、お吸い物や椀物などの塩ベースの料理に向いています。

出汁の取り方

鍋またはボウルに水と煮干しを入れ、一晩(8時間程)漬け置きます
時間がない方は1~2時間程度でも構いませんが、長く浸け置くほどしっかりとした出汁がでます。また、鯛煮干しの酸化による味の劣化が気になる方は、容器にラップや蓋をしてから浸け置いてください。

鍋を中火にかけます。

沸騰したら弱火にし、アクを取り除きます。

弱火で15分程煮出したら火を止めます

キッチンペーパーなどを敷いたザルでこします

出汁の完成です
完成した出汁は冷蔵庫で3~4日程保存できますので、多めに作り常備しておくと何度も出汁を取る手間がなく便利です。長期保存する時には冷凍してください。

最後に

鯛煮干しは骨が硬いので、出し殻を食べることはできません。煮干しの出し殻をペットのおやつにする方がいらっしゃいますが、鯛は骨が硬いので絶対に食べさせないでください。一方、カルシウムやリンなどの栄養が残っていますので、ミネラルが欠かせない家庭菜園や植木の肥料として利用できます。

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