おだしレシピ 2019.04.15 日高昆布で作る金目鯛とゴボウの煮付け (更新日:2024/1/27) この記事では、日高昆布を使った金目鯛の煮付けの作り方をご紹介します。 煮付け(につけ)とは、素材を短時間・強火で煮る調理法です。 食材の表面にだけ調味料を染み込ませるので、内側に食材本来の旨味を残せます。(一方で、長時間・弱火で煮て、食材の内部まで調味料を染み込ませる調理法を「煮込み(にこみ)」と言います。) このレシピでは、醤油と日高昆布をベースにした甘辛い煮汁で、金目鯛とゴボウを煮付けます。 甘辛い味付けは、金目鯛の上品な甘味と相性が良く、ゴボウの苦味がアクセントになります。 また、日高昆布(うまみ成分: グルタミン酸)も金目鯛(うまみ成分: イノシン酸)ととても相性が良く、 うま味の相乗効果がはたらく組み合わせです。 さらに、日高昆布は煮崩れしにくいので、煮付けたあと、佃煮のように食べていただけます。 タンパク質や食物繊維がたっぷりですので、栄養バランスが良い一品です。 金目鯛もゴボウも冬が旬ですので、スーパーなどで見つけたらぜひ作ってみてください。 おすすめの出汁 日高昆布 出汁用としても食用としても使える便利な昆布です。グルタミン酸が主なうま味成分ですので、イノシン酸が主なうま味成分の魚類との相性が良いです。 材料 日高昆布約30g 水1000cc 金目鯛1尾(約1200g) ゴボウ1/2本 醤油大さじ5 日本酒大さじ5 みりん大さじ3 青菜ほうれん草や小松菜を茹でたもの 作り方 1. 日高昆布をサッと水洗いして汚れを落とし、食べやすい大きさに切ります。 2. 鍋に日高昆布と水1,000ccを入れ、1時間ほど置きます。 3. ゴボウを洗って5cm程度の長さに切ります。切ったゴボウを5分ほど下茹でします。多少歯ごたえが残るくらいが美味しいです。 4. 金目鯛の鱗と内蔵を取り除き、水洗いします。 5. 鍋に金目鯛を入れ、中火に掛けます。 6. 煮立ってきたら、金目鯛にふりかけるように、日本酒大さじ5を加えます。 7. ひと煮立ちしたら、濃口醤油大さじ5を回し入れます。 8. 茹でしたゴボウを金目鯛の周りに入れ、アルミホイルまたはクッキングペーパーで落し蓋をします。 9. 強火にして、煮汁が金目鯛全体にまわるように、時々煮汁を鯛にかけます。 10. 金目鯛に火が通ったら、みりんを回し入れます。 11. ひと煮立ちしたら、火を止め、日高昆布とゴボウを取り出します。 12. フライ返しを使って、金目鯛を鍋から滑らせるようにお皿に入れます。 13. 日高昆布・ゴボウ・青菜を盛り付けて、出来上がりです。 ワンポイントアドバイス ✓ このレシピでは金目鯛1尾を姿で使っていますが、骨の取り除かれた切り身を使うと、煮崩れしにくいです。 ✓ [手順3] 太いゴボウを使う場合は、さらに縦半分に切ると火が通りやすくなります。 ✓ [手順5] 金目鯛全体が十分に浸らない場合は、落し蓋をすると煮上がってきます。 おすすめ記事 昆布の種類と選び方 投稿: 2022年7月8日 昆布の見た目はどれも同じですが、出汁用・食用・飲用など用途が異なっています。この記事では、昆布の種類を用途ごとにご紹介し、さらに昆布の良し悪しを見分けるコツをお伝えします。 おだしレシピ日高昆布, 昆布