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たいの煮干しで作る鯛めし

(更新日 :2024/03/29)

鯛めしと言えば、生魚の姿や切り身で作るのが一般的です。ふわふわと炊き上がった鯛の身をほぐし混ぜ込んだ鯛めしは、贅沢なおいしさですよね。ここでは、「鯛は高価だし手間が掛かって大変ではないかしら。」という方に、たいの煮干しで作る手軽な鯛めしを紹介します。鯛の水出しを米と一緒に炊くだけ、と手順はとてもカンタンです。具はほとんどないのですが、だしの風味でお米がおいしい鯛めしです。「生魚を焼いて作ると生臭くなるのが苦手。」とおっしゃる方にも、「生臭さがないし旨味がたっぷりでおいしい。」と言っていただけるレシピです。さらに、出来上がった鯛めしを、鯛出汁のお吸い物でいただくお茶漬けのレシピもご紹介します。

目次
1. たいの煮干し出汁で作る鯛めし

2. 鯛だしのお吸い物で作る鯛茶漬け

1. たいの煮干し出汁で作る鯛めし

材料
たいの煮干し1尾(約25g)
2合
日本酒大さじ1
薄口醤油大さじ1/2
小さじ1/2
作り方

ボウルにたいの煮干し1尾と300ccの水を入れ、2時間ほど置きます。
今回は米2合で作るので300ccですが、米が4合の時には700cc(2尾)と、米を炊く時の水量より100cc少ない水に浸け置いてください。

お釜に米2合を入れ、とぎます

お釜に、浸け置いた鯛の出汁300ccを入れます。
この時には水の量が目盛りより少ないですが、調味料を加えてから調整します。

日本酒大さじ1を入れます

薄口醤油小さじ1を入れます

塩小さじ1/2を入れ、鍋底から軽く混ぜ合わせます

水を加えて、軽く混ぜ合わせます。
2合の水の目盛りより1~2mmほど少なく入れて下さい。水を吸わない新米と水を吸う古米では水の量が変わりますので、新米の時には水を控えめにしてください。ここでは、鯛の風味を強調するために鯛煮干しだけを使っていますが、利尻昆布または真昆布を5g程加えますと、うま味の相乗効果が働き、まろやかなコクが出ます。

たいの煮干しをのせて、炊きます

炊き上がりました

たいの煮干しを取り出し、身をほぐします
たいの煮干しの骨は硬いので、気をつけて外してください。

ご飯をざっくりと混ぜ合わせます

盛り付けたお茶碗に、ほぐした鯛の身をのせて完成です

鯛の具をもっと盛り付けたい方に、鯛の切り身を使った具たっぷり鯛めし

たいの煮干しは身が少いので、もっと鯛を味わいたい方は鯛の切り身を焼いて盛り付けると、贅沢な鯛めしになります。

材料
鯛の切り身1~2切れ
日本酒大さじ1/2
ひとつまみ
作り方

鯛の切り身、1~2切れを用意します
大きな切り身でしたら1切れ、小ぶりでしたら2切れ使います。サッと流水で洗って、水気をふき取っておきます。

日本酒大さじ1/2・塩ひとつまみをふりかけて、5分ほど置きます

魚焼きグリルで焼きます
電子レンジで温めても使えますが、焼くと香ばしさが増します。焦げ付かせないように焼いてください。

焼きあがったら、身をほぐします
鯛の骨は硬いので身に混ざらないように気をつけて外してください。

ほぐした身を盛り付けたご飯のうえにのせます

2. 鯛だしのお吸い物で作る鯛茶漬け

鯛めしを鯛出汁のお吸い物でお茶漬けを作ると、料亭のような上品な味になります。

材料
鯛ダシ500cc
日本酒大さじ1/2
薄口醤油小さじ1
小さじ1/4
お好みの薬味おろしわさび、ねぎ、三つ葉、きざみ海苔など
作り方

鯛の出汁を取ります
詳しい出汁の取り方は「鯛煮干し出汁の取り方」を参考にしてください。

鯛の出汁500ccに、日本酒大さじ1/2 薄口醤油小さじ1 塩小さじ1/4を入れて、鯛のお吸物を作ります

盛り付けた鯛めしに、お吸物をかけてお茶漬けにします
薬味にネギやおろしワサビを添えますと、風味が増します。

このレシピでは、鯛の風味を活かすために具を入れませんでしたが、にんじんやシメジ・タケノコなどの野菜を入れても美味しく作れます。一方、ゴボウや椎茸など香りの強い野菜を加えますと、せっかくの鯛の風味が薄れてしまいます。一緒に炊き込む具材は、鯛の風味を損なわないものをオススメします。

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鯛煮干し出汁の取り方

この記事では、鯛の煮干しの出汁の取り方を紹介します。白身魚のタイ煮干しで取った出汁は、苦みや臭みがなく、あっさりと上品な中に甘みのある出汁が取れます。「お祝い事には鯛(たい)」や「腐っても鯛」と言われるように、鯛は魚の中でも一目置かれる高級魚です。切り身でも高価な鯛ですが、煮干しであれば比較的安価で購入できますよ。
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