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昆布水のいろは(昆布の選び方・作り方・健康効果)

こんにちは。「まいにち、おだし。」のライターのタカハシです。
最近、テレビなどのメディアで昆布水(こんぶすい)が取り上げられる機会が増えてきました。昆布水は昆布の栄養が抽出された健康飲料ですので、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?「昆布を水につけ置くだけ」という手軽さも魅力の一つですよね。
では、実際にご自宅で昆布水を作ろうとしたときに、どのような種類の昆布を選び、どのように昆布水を作れば良いのでしょうか?この記事では、昆布水に適した昆布の選び方昆布水の作り方、その健康効果について詳しくご説明します。

目次
1. 昆布水に適した昆布の選び方
2. 昆布水の作り方
3. 昆布水の健康効果
4. 昆布水の注意点
5. 昆布水の味や香りが苦手な方へ
6. 最後に

1. 昆布水に適した昆布の選び方

まずは「昆布の選び方」からご説明します。昆布には、羅臼昆布・真昆布・利尻昆布・日高昆布・棹前昆布・ガゴメ昆布…など様々な種類があり、全てが昆布水に適しているわけではありません。また、天然・養殖・促成栽培などの種類昆布の部位によっても栄養価が変わりますので、昆布水に適した昆布を選べるようになりましょう。

1.1 品種
昆布水に適した昆布は、羅臼昆布・真昆布・利尻昆布・ガゴメ昆布です。これらの昆布は水に浸けたときに栄養素が抽出されやすい特性があります。

羅臼昆布
少し黄色がかった濃厚な昆布水に仕上がります。出汁昆布として最上級品ですが、とても昆布らしい風味ですので、昆布特有の香りと味が苦手な方にはあまりオススメできません。

利尻昆布・真昆布
主張の少ない飲みやすい昆布水に仕上がります。出汁昆布としても一般的ですので、ご自宅にある方はまずはこれらを試してみるのが良いかもしれません。

ガゴメ昆布
もっとも粘る昆布で、他の昆布よりも多くの健康成分(フコイダンやアルギン酸)を含んでいます。昆布水にこだわるのであればオススメしたい逸品です。

※ 棹前昆布などの食用の昆布は、食物繊維がしっかりしており、水に浸しても栄養素が抽出されにくいため、オススメできません。

1.2 部位
昆布の部位は大きく「葉」「根」に分かれます。どちらも昆布水に利用されますが、「根」は昆布の成長点であるため、「葉」よりも多くの健康成分(フコイダン、アルギン酸など)を含んでいます。一方で、「根」は基本的に昆布水以外の用途はありませんが、「葉」であれば出汁用にもご利用できます。

1.3 天然/養殖/促成栽培
また、昆布はその育成方法から、天然・養殖・促成栽培の3種類に分かれます。2年かけて育成される天然・養殖の昆布と比較すると1年で育成される促成栽培の昆布厚みが薄く栄養価も少ないと言われています。そのため、昆布水にこだわるのであれば、天然あるいは養殖の昆布を選ぶことをオススメします。

1.4 等級
昆布はその品質から1等級、2等級、3等級…6等級のように等級に分けられています。等級が低いと昆布が薄く、栄養価が少ない傾向にありますので、3等級以上の昆布を選ばれることをオススメします。

1.5 まとめ
・ご自宅に羅臼昆布・真昆布・利尻昆布のある方は、まずはそれらで昆布水を試してみましょう。
・ご自宅に上記のような昆布がなく、出汁用としてもご利用したい方は、羅臼昆布・真昆布・利尻昆布の天然または養殖の3等級以上を購入されることをオススメします。羅臼昆布は昆布単体の出汁に、真昆布・利尻昆布は鰹との合わせ出汁に適していますよ。
・昆布水に徹底的にこだわりたい方は、健康成分を最も多く含むガゴメ昆布の根昆布がオススメです。さらにこだわるのであれば、できるだけ等級の高いものを選びましょう。

2. 昆布水の作り方

昆布水の作り方はとてもシンプルです。「葉」であれば水1リットルにつき10g程度、「根」であればコップ1杯につき1個を入れ、一晩冷蔵庫でつけ置くだけです。

昆布を使用するサイズに切り、表面のホコリや汚れをふきんや流水で落とします。
昆布に切れ込みを入れると、昆布から栄養成分が抽出されやすくなります。

蓋のできる容器に水と昆布を入れ、冷蔵庫で一晩(8~12時間ほど)つけ置きます。
切れ込みの入っている部分を下にすると、さらに栄養成分が抽出されやすくなります。

昆布を取り出したら、完成です。
昆布水は、冷蔵庫で3~4日間ほど保存できます。

3. 昆布水の健康効果

様々なメディアで紹介されていますが、昆布水にはダイエット効果高血圧予防など、様々な健康効果が期待されています。

3.1 ダイエット効果(アルギン酸)
昆布水に含まれるアルギン酸は、食事に含まれる脂肪分と融合し、そのまま便として排出されます。つまり、体への脂肪の吸収を抑制してくれます。

3.2 高血圧の予防(カリウム)
昆布水に含まれるカリウムには、体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防につながると考えられています。

3.3 免疫力の向上(フコイダン)
昆布水に含まれるフコイダンには、活性酸素を取り除く働きがあり、免疫力の向上が期待されます。

※他にも美肌効果・高血糖の予防などの効用が期待される昆布水は健康飲料としてとても優れていると言えるでしょう。

4. 昆布水の注意点

一方、昆布水にはヨウ素が含まれています。ヨウ素には、甲状腺の機能低下を引き起こす可能性があることが最近の研究で明らかになってきています。健康な方であっても甲状腺機能低下症になる可能性がありますので、過剰摂取は控えましょう。また、妊娠中の方は、胎児に悪影響(胎児甲状腺機能低下など)を与えるおそれがありますので、使用を控えた方が良いでしょう。

5. 昆布水の味や香りが苦手な方へ

どうしても昆布水の味や香りが苦手な方もいらっしゃいます。そのときは無理にそのまま飲まず、昆布水を出汁として様々な料理に活用してください。昆布水でお味噌汁やお鍋などを作れば、昆布の栄養を摂取できますよ。

味噌汁

煮物

スープ

6. 最後に

昆布水について理解が深まりましたか?私自身は、昆布水を作り置きしておき、毎朝コップ1杯を飲むようにしています。飲み始めてからは、お通じがよくなり、体が軽くなったような気がしています。使っている昆布は、ガゴメ根昆布の天然1等級なのですが、昆布特有の香りも少なく、とても飲みやすいです。ただ、昆布水の好みは人それぞれだと思いますので、色々な昆布を試して、あなたに合った昆布水を見つけ出してください。

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