おだしレシピ 2020.07.25 親子丼(いわし削り) この記事では、いわし削り出汁を使う親子丼の作り方を紹介します。 『親子丼』という名前は、材料に鶏肉と鶏卵を用いることに由来します。 面白いことに親子でありながら、鶏肉に含まれるうま味成分はイノシン酸で、鶏卵のうまみ成分はグルタミン酸です。 異なるうま味成分が含まれていますので、親子を合わせるとうま味の相乗効果が働きます。これが親子丼の美味しさの秘密です。 この親子丼のうま味を補うため、コクのあるいわし削りの出汁(イノシン酸)と甘い玉ねぎ(グルタミン酸)を加えます。甘味とうま味が強化されますので、濃厚な風味に仕上がりますよ。 ※ このレシピでは2人前の分量で解説しています。1人分ずつ作る時には、卵をとじる前に半分に取り分けてから作ってください。 このレシピで使っているおだし 商品: いわし削り いわし削り 甘みとコクが特徴のしっかりとした風味の出汁が取れますので、醤油や味噌ベースの濃い味付けの料理に向いています。 また、味がしっかりしていますので、そのままおひたしや卵がけご飯に掛けて食べる方も多いです。 材料(2人分) いわし削り出汁150cc 鶏モモ肉200g 玉ねぎ中1個 たまご4個 調味料醤油 大さじ1日本酒 大さじ1/2本みりん 大さじ1/2砂糖 小さじ1 その他三つ葉 お好み量刻み海苔 お好み量 作り方 1. いわし削りの出汁150ccを用意します。おだしの取り方はこちらをご覧ください。 2. 鶏肉は一口大に、玉ねぎは5mm幅ほどのくし切りにします。 3. 鍋にいわし削り出150cc、醤油 大さじ1、日本酒 大さじ1/2、本みりん 大さじ1/2、砂糖 小さじ1を入れ中火に掛けます。 4. 煮立ってきたら鶏モモ肉 200gを入れ中弱火にし、2分ほど煮たら火を止めます。 5. そのまま1時間ほど冷ましおきます。 6. 食べる直前になりましたら、玉ねぎを入れ、中火に掛けます。 7. 玉ねぎにタレが絡むように菜箸で混ぜながら、1~2分煮ます。 8. ボウルにたまご4個(2人分)を溶き、鍋に回し入れたらざっくりと混ぜ合わせます。 9. たまごが半熟に火が通ったら火を止めます。 10. 盛り付けたら、お好みで三つ葉や刻み海苔を散らして出来上がりです。 ワンポイントアドバイス ✓手順5: 冷まし置いている間に鶏肉に味が染み込みます。 ✓手順7: 玉ねぎのシャキシャキ食感を残したい場合は1分ほど、しっとりさせたい場合は2分ほど煮てください。 おすすめの記事 いわし削りの出汁の取り方 投稿: 2018年9月18日 この記事では、いわし削りの出汁の取り方を紹介します。イワシ節を蒸して薄く削ったものがイワシ削りです。煮出し法では、濃厚なコクのある出汁が取れますので、味噌汁や煮物など濃い味付けの料理に向いています。一方で、水出し法では、すっきりとした味わいの出汁が取れますので、吸い物など薄味の料理にオススメです。 コメントなし いわし削りの出汁で作るピリ辛豚丼 投稿: 2020年3月23日 このレシピでは、いわし削り出汁で作る豚丼のレシピを紹介します。いわし削りは焙乾(燻製して乾かすこと)したイワシを削っていますので、魚臭が少なくコクのある出汁が取れます。風味もしっかりとしている出汁ですので、醤油や豆板醤の風味に負けず、出汁の効いた豚丼に仕上がります。 コメントなし おだしレシピいわし削り, 削り節