おだしレシピ 2019.04.19 羅臼昆布で作る塩ふき昆布 (更新日: 2023/02/03) このレシピでは、羅臼昆布で作る塩ふき昆布の作り方を紹介します。 塩ふき昆布(しおふきこぶ)は、そのまま食べたり、「お茶漬け」や「昆布茶」に利用したりできる便利な一品です。スーパーなどでも購入できますが、市販されているものにはほとんど添加物が含まれていますので、無添加のものを手作りされてはいかがでしょうか? 作り方はとてもカンタンです。 食べやすい大きさに切った昆布を醤油や酢などの調味料と合わせ「塩昆布(しおこぶ)」を作り、さらに砂糖と塩をふりかけて乾燥させたものが「塩ふき昆布」です。平安時代にはすでに原型が作られ、塩が吹いているように見えることから「塩ふき昆布」と呼ばれています。 このレシピでは「羅臼昆布」を使っています。羅臼昆布は肉質が柔らかくうま味が強い昆布ですので、塩ふき昆布に適しています。自宅に「利尻昆布」や「真昆布」のある方は、そちらで作っていただいても大丈夫です。 ご飯のお供や昆布茶・お茶漬けにはもちろんのこと、漬物・和え物・サラダには調味料代わりにご利用ください。 おすすめの出汁 羅臼昆布 昆布の中でも濃厚なうま味が特徴です。肉質も柔らかく、塩ふき昆布に適しています。 材料 羅臼昆布50g 水50cc 濃口醤油45cc 酢15cc きび砂糖大さじ1 みりん15cc 仕上げ用 塩10g 仕上げ用 砂糖15g 作り方 1. 羅臼昆布をサッと水洗いして、2cm角くらいに切ります。 2. 鍋に羅臼昆布・水・濃口醤油・酢・きび砂糖・みりんを入れます。 3. 鍋を弱火にかけ、焦げないように気をつけながら、鍋底に煮汁が少し残るくらいになるまで煮ます。 4. 火を止め、そのまま半日ほど置きます。冷めながら煮汁が染み込んでいきます。途中で1~2回ほど全体を混ぜ合わせると煮汁が均等になじみます。 5. トレイの上に丸めてシワにしたクッキングペーパーを敷き、昆布を並べます。 6. 天日または日当たりの良い窓辺に置いて干します。表面が少し乾いてきたら裏返します。 7. 昆布が半生の状態に乾いたら、仕上げ用の塩と砂糖をまんべんなく振りかけます。茶こしを使うと均等にふりかけやすいです。 8. 1時間ほど置いたら裏返して、同様に仕上げ用の塩と砂糖をふりかけます。 9. 全体が乾いたら出来上がりです。すぐに食べきらない時には、小分けにして冷凍保存しましょう。 ワンポイントアドバイス ✓ 羅臼昆布の出し殻(だしがら)でも同じように作れます。この場合は水を加えずに調味料だけで煮てください。 ✓ クッキングペーパーにシワを作るのは、通気を良くし、昆布がペーパーに張り付くのを防ぐためです。 ✓ 晴天で風がある時は乾きが早いので、こまめに乾き具合を確認した方が良いです。 おすすめ記事 昆布の種類と選び方 投稿: 2022年7月8日 昆布の見た目はどれも同じですが、出汁用・食用・飲用など用途が異なっています。この記事では、昆布の種類を用途ごとにご紹介し、さらに昆布の良し悪しを見分けるコツをお伝えします。 おだしレシピ昆布, 羅臼昆布