おだしの取り方 2018.10.01 あじ煮干しの出汁の取り方 (更新日: 2022/06/24) この記事では、あじ煮干しの出汁の取り方を紹介します。「鯵(あじ)」は、鮮魚や干物として目にすることが多い魚です。旬の5月から7月に獲れるアジは小ぶりで、唐揚げや南蛮漬けなどに調理されます。その小アジを煮干しに加工したものが、ここで紹介するあじ煮干しです。小アジは頭や内臓が小さいため、苦味や魚臭が少なく、上品な甘みのある出汁が特徴です。煮出して取った出汁はコクがありますので味噌汁・うどんつゆ・ラーメンスープなどに向いています。水出しで取った出汁はすっきりしていますので、吸物やそうめんつゆなど薄味の料理にお使いください。 材料 あじ煮干30g 水1リットル おすすめのあじ煮干し 商品: あじ煮干し 小さめのアジを煮干しにしていますので、苦味やクセがなく甘みのある出汁を取ることができます。 出汁の取り方 (煮出し法) 鍋に1リットルの水と、あじ煮干し30gを丸ごと入れます あじ煮干しは、頭や内臓が小さく苦みや魚臭が少ないため、丸ごと使います。 1時間ほど浸け置きます 浸け置くことで、出汁が抽出されやすくなります。 中火に掛け、沸騰したら白い泡のようなアクを取り除きます アクを取ることで、さらにすっきりした出汁に仕上がります。 弱火で15分ほど煮出し、火を止めます 煮立てますと、あじ煮干しの脂肪分が溶け出すため、出汁が濁ってしまいます。 ザルでこします 出汁に粉が残りますので、気になる方はキッチンペーパーを敷いてこしてください。 あじ煮干し出汁の出来上がりです 甘みのあるアジの味です。 出汁の取り方 (水出し法) ポットまたはボウルに、水1リットルとあじ煮干し30gを入れます あじ煮干しは、頭や内臓が小さく苦みや魚臭が少ないため、丸ごと使います。 冷蔵庫で8時間浸け置きます あじ煮干しの脂肪分は、酸化すると魚臭が強くなります。そのため、ボウル等で浸け置く場合は、ラップなどを掛け脂肪の酸化を防ぐと良いです。 8時間浸け置きますと、淡く色づいてきます ザルでこします 出汁に粉が残りますので、気になる方はキッチンペーパーを敷いてこしてください。 あじ煮干しの水出汁のできあがりです 薄い色ですが、しっかり甘みのある出汁です。 あじ煮干し出汁の保存方法 一度に使い切れない出汁は、冷蔵庫で3~4日保存できます。使う予定のない時には、冷凍保存することをオススメします。冷凍庫で4週間保存できますので、小分けにして保存してもいいですね。 あじ煮干しの出し殻(だしがら)の利用方法 あじ煮干しには、カルシウムなどの栄養素が豊富です。出し殻であっても栄養が残っていますので、捨ててしまうのはもったいないです。丸ごと利用するレシピを紹介します。こちらの「だしがらを利用してもう一品作る方法!(煮干し編)」、「さば煮干しで作るマリネ風酢漬け」の手順を参考になさってください。 最後に 諸説ありますが、「鯵(あじ)」の名の由来は、「味」が良く、「参」ってしまうくらい美味しいから漢字で「鯵」と表記されるようになったのだそうです。あじ煮干し出汁でお茶漬けを作ると、おかわり間違いなし!の美味しさです。ぜひお試しください。 おすすめ記事 煮干しの種類と選び方 投稿: 2018年4月10日 「煮干し出汁はどうやって取るの?」、「煮干しの種類が多すぎて違いが分からない!」…そんな疑問を抱いているあなたに煮干しの基本から種類・選び方・使い方・レシピまでを幅広くご説明します。栄養豊富な煮干しで健康を促進させてください! ポリポリ美味しい!あじの煮干しの出し殻で作る唐揚げ 投稿: 2018年10月4日 この記事では、あじ煮干しの出し殻を使った唐揚げのレシピを紹介します。あじ煮干しのダシガラにはタンパク質・カルシウム・DHA・EPAなど多くの栄養素が含まれているため、捨ててしまうのはもったいないです。ダシガラには様々な活用方法がありますが、あじ煮干しは唐揚げにして骨まで丸ごとポリポリと召し上がるのがオススメです。 コメントなし おだしの取り方水出し法, 煮出し法, 煮干し, 鯵(あじ)