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本格的なお吸物の作り方

(更新日: 2024/04/05)

この記事では、まぐろ節血合い抜き薄削りの出汁で作るお吸い物のレシピを紹介します。お吸い物は出汁で具(素材)の魅力を引き出す料理です。そのため、出汁は素材の味を活かせる上品な風味であり、素材の色を活かせる薄色のものを使うことがポイントです。かつお節薄削りでも美味しいお吸い物は作れるのですが、まぐろ節血合い抜き薄削りを使用した方がより本格的なお吸い物に仕上がります。理由は・・・

  • ・かつお節薄削りと比べると、まぐろ削りは魚臭が少なく、上品な味であること
  • ・血合い抜き削りはとても澄んだ色の出汁が取れること

本レシピでは、素材と出汁の風味を感じられるように、調味料を控えめにして薄味に仕上げています。料亭や茶事の懐石料理で振る舞われる本格的なお吸い物をご家庭でお楽しみください。

材料
出汁400cc (まぐろ節血合い抜き薄削り または かつお節血合い抜き薄削りの出汁)
日本酒小さじ 1/2
薄口醤油小さじ 1/4
ひとつまみ
椀だねみつば・豆苗・麩などをお好みで
作り方

鍋にまぐろ節血合い抜き薄削りの出汁400ccを入れます
出汁の取り方は「まぐろ節血合い抜き薄削りの出汁の取り方」を参考になさってください。

中火に掛け、すぐに日本酒小さじ1/2を入れます
鮪や鰹の香りは揮発しやすいため、出汁を沸騰させないように気をつけてください。

薄口醤油小さじ1/4を入れます
塩で味を整えますので、醤油は少なめにしたほうが上品な味に仕上がります。

塩を加えて、お好みの味に整えてください
写真のようにひとつまみでも十分に味が整います。

沸騰する前に火を止めて、出来上がりです
煮立てますと、ダシの香りが揮発してしまいます。

お椀に椀だねを入れます
みつば・豆苗・麩などをお好みで入れてください。

静かに吸物出汁を注ぎます
勢いよく吸物出汁を注いでしまうと、椀だねが崩れてしまいます。

出来上がりです

最後に

本格的なお吸い物ができましたか?かつお出汁やまぐろ出汁のうま味成分はイノシン酸ですので、お吸い物の具には野菜・たまご・豆腐などのグルタミン酸を多く含む素材を使えば、うま味の相乗効果が働きます。
また、まぐろ節血合い抜き薄削りはとても繊細な風味ですので、合わせ出汁にする場合は、利尻昆布真昆布などの主張しずぎない昆布がオススメです。

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まぐろ血合抜き削りの出汁の取り方

この記事では、まぐろ血合抜き削りの出汁の取り方を説明します。血合抜き削りは、魚の血合いの部分を取り除いて削ったものです。血合いを取り除くことで、透明感のあるすっきりしたうま味のダシが取れます。まぐろは上品で透明感のあるうま味の深い出汁ですので、お吸物や椀物など澄んだ汁物に向いていますし、何よりも素材を活かせる出汁です。
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