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昆布だしでつくる七草粥

(更新日: 2022/09/16)

はじめに

この記事では、出汁をたっぷりと使った「七草粥(ななくさがゆ)」のレシピを紹介します。七草粥とは人日の節句(17日)の行事食です。春の七草とはせり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろのこと。もともとは無病息災五穀豊穣を祈ったものですが、年末年始は忘年会や新年会で胃腸が疲れがちになりますので、七草粥で身体を休めてあげるのはいかがでしょうか?七草粥は塩味の質素なおかゆですが、このレシピでは昆布出汁の適度な塩気とうま味で七草の美味しさを引き出しています

おすすめの出汁

利尻昆布
七草の風味を活かすためには、クセが少なく、しっかりとしたうま味の利尻昆布がオススメです。真昆布(利尻昆布よりも香りが強い)や日高昆布(利尻昆布よりもうま味が少ない)でも美味しく作れますよ。

材料

春の七草せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
※ これらは主に関東地方で用いられる具材です。
※ 七草セットを売っているスーパーもあります。また、7種類すべてを揃えるのが難しいのでしたら、せり・カブ(すずな)・大根(すずしろ)だけでも構いません。
白米1合
昆布5cm角
日本酒小さじ1
小さじ1/2

作り方

1. 米1合をとぎ、炊飯釜の全粥の目盛りまで、水を注ぎます。

2. 炊飯釜に5cm角の昆布を入れ、2~3時間ほどつけ置き、昆布出汁を抽出します。時間があれば、半日ほど浸け置いた方がより出汁が抽出されます。

3. 昆布を取り出し、日本酒小さじ1を入れます。

4. 塩小さじ1/2を入れ、混ぜ合わせます。

5. 七草を流水できれいに洗います。

6. すずな(カブ)・すずしろ(大根)などの根菜に白い根っこが付いている場合は、5mm~1cm角に切ります。

7. 切った根っこは米の上にのせて一緒に炊きます。

8.七草の葉の部分を細かく刻みます。

9. お粥が炊き上がったら、炊飯器の中で刻んだ葉物を加えて混ぜ合わせます。

10. 蓋をして、5分ほど蒸らして、出来上がりです。

ワンポイントアドバイス

✓ レシピでは七草を下茹で(したゆで)しませんでしたが、大きな葉や山で採った葉の場合はアクが強い場合がありますので、下茹でした方がよいです。
✓ 塩加減が物足りないときには、梅干しなどと一緒に召し上がることをオススメします。

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