おだしの取り方 2018.09.04 炙り鰯の出汁の取り方 (更新日: 2022/02/18) この記事では、炙り鰯の出汁の取り方を紹介します。炙り鰯は、カタクチイワシやウルメイワシなどの鰯を煮て焙乾(燻して乾燥)した煮干しです。イワシは大きくなるほど内蔵と脂肪の量が増え、魚臭さが増します。しかし、ややサイズの大きなイワシでも、燻すことで魚臭が薄れ、薫の香りが優しいコクと深みのある出汁が取れます。「魚出汁が苦手」とおっしゃる方にも飲んでいただけるほど、クセのない美味しいダシです。濃い色でしっかりとしたダシですので、味噌汁やラーメンスープ、麺つゆや煮物など、醤油や味噌で味付けをする料理に向いています。 材料 炙り鰯30g 水1リットル おすすめの炙り鰯 商品: 炙り鰯 天草産のいわしの煮干しを燻製にしてあります。燻してありますので、イワシとは思えないような燻の香りが優しい、コクと深みのある出汁がとれます。 味噌汁やラーメンスープ、麺つゆなど味付けや色合いが濃い料理に向いています。 出汁の取り方 1本を2~3片に折ります。 炙り鰯は他の煮干しに比べ大きいため、2~3片に折るとうま味が抽出されやすくなります。燻してありますので、頭や内臓は取り除かなくても魚臭さが気になりません。 鍋やボウルに煮干しと水を入れ、一晩(8時間程)浸け置きます。 時間がない方は30分程でも水に浸した方が出汁が出やすくなります。煮干しの酸化防止のため、フタやラップをするとよいです。 鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にします。 アクを取り除き、そのまま20分程煮出します。 キッチンペーパーを敷いたザルでこします。 出汁の完成です。 出汁は多めに作り冷蔵保存または冷凍保存しておくと、使いたいときにすぐ使え便利です。保存期間は冷蔵であれば3~4日程、冷凍であれば1ヶ月程可能です。 炙り鰯のダシガラは、かたいガムのような弾力が出ますので、佃煮には向いていません。下記のような利用をオススメします。 ~炙り鰯の出し殻利用法~ ・フライパンで乾煎りして、おやつにできます。 ・そのまま中型~大型のペットのおやつにできます。 ・家庭菜園や花壇の肥料にできます。 おだしの取り方炙り鰯, 煮出し法, 煮干し