おだしレシピ 2020.05.12 春の山菜おこわ(本枯節厚削り) この記事では、本枯節厚削りの出汁を使った山菜おこわの作り方を紹介します。 山の幸に恵まれた日本では季節によって採れる食材もさまざまです。このレシピでは春の山菜のワラビやタケノコを使っています。秋には栗やギンナンが旬になりますが、基本となる味付けは春も秋も同じです。ぜひ、季節の素材でおこわを炊いてみてください。 このレシピでは、コクのある本枯節厚削り出汁に香り豊かな干し椎茸の戻し汁を加えています。 出汁の奥深い味わいが、食材の旨味をより一層引き立てます。 このレシピで使っているおだし 本枯節厚削り 本枯節厚削り かつお節の最高級品です。何度もカビ付けをして作られていますので、香り高く、うま味成分を豊富に含んでいます。そばつゆを作るときに使われることが多い出汁です。 干し椎茸 干し椎茸 旨味と香りが豊かで、具材として食べても美味しいです。乾燥させることで、生の状態よりもうま味成分のグアニル酸が増えています。使用前に30分ほど天日干しするとビタミンDの含有量が増えます。 材料(米2合4人分) 本枯節厚削り出汁250cc 干し椎茸小3枚 (約7~8g) もち米2合 わらび50g (アクを抜いたもの) 鶏もも肉100g ニンジン小1/2 (約50g) 茹でタケノコ50g 調味料薄口醤油 大さじ1/2濃口醤油 大さじ1/2日本酒 大さじ1塩 ひとつまみ 作り方 1. もち米2合を洗い、1時間以上水に浸け置きます。 2. 干し椎茸3枚を流水で洗い、200ccの水に1時間ほど浸け置きます。 3. 本枯節厚削りの出汁を250cc用意します。出汁の取り方は、こちらをご覧ください。 4. 具材を切ります。わらびは3cm、ニンジンは3cm長さの細切りに、タケノコは小さく薄切りに、椎茸は細切りに、鶏肉は1cm角ほどに切ります。 5. 浸け置いたもち米をザルに上げて水を切り、炊飯釜に入れます。 6. 本枯節出汁200cc、干し椎茸の戻し汁50ccを注ぎ入れます。 7. 日本酒大さじ1,薄口醤油大さじ1/2、濃口醤油大さじ1/2、塩ひとつまみを入れて、かき混ぜます。 8. 2合のメモリまで、本枯節出汁を足します。 9. もち米の上に鶏肉をのせて、他の具材ものせたら、炊飯します。 10. 炊きあがったら、全体を混ぜ合わせて完成です。 ワンポイントアドバイス ✓手順2: もち米は吸水しにくいので、時間のある時には3~4時間浸け置くとよいです。 ✓手順4: 干し椎茸の戻し汁は手順6で使いますので捨てないでください。 ✓その他: 鶏肉の代わりに焼豚を使い、ゴマ油を加えて炊き込むと、中華おこわにもなります。 おだしレシピ削り節, 干し椎茸, 本枯節中厚削り・厚削り