おだしレシピ 2019.06.01 利尻昆布のダシガラのさっぱり梅煮 (更新日: 2023/3/17) この記事では、利尻昆布のダシガラで作る梅煮のレシピを紹介します。 梅煮(うめに)とは、梅干しと素材を合わせて煮た料理(煮物)を指します。 日本酒・醤油・みりんをベースとした甘辛い味付けを基本に、梅干しを加えていますので、さっぱりとした箸休めの一品になります。単品で食べても、お茶漬けにしても美味しいですよ。 このレシピに使っているおだしは利尻昆布の出し殻(だしがら)です。出汁を取ったあとの出し殻であっても、栄養やうま味が残っていますので、捨ててしまうのはもったいないです。 カルシウム・ミネラル・鉄・カリウムなどが多く含まれる利尻昆布は「海の野菜」とも呼ばれています。水溶性食物繊維のアルギン酸とフコイダンは、腸内環境を整える働きがあり、色素成分フコキサンチンには抗酸化作用があります。また豊富に含まれるヨウ素は脂質糖質の代謝を促すので生活習慣病予防も期待できます。 これだけの効能が期待される利尻昆布です。出し殻を捨てずに、活用してみてください。 おすすめの出汁 利尻昆布 清く澄んだ上品な味わいの出汁が取れる昆布です。繊維質がしっかりしているので、ダシガラであっても食べごたえがあります。 材料 利尻昆布約15g分 梅干し1個(大粒・塩分11%) 日本酒大さじ1 醤油大さじ1 みりん大さじ1 しょうが・八角・山椒の実お好みで 作り方 1. 利尻昆布のダシガラを、食べやすい大きさ(四角または短冊)に切ります。 2. 鍋に切った利尻昆布を入れます。 3. 梅干し2個の種を取り除き、ちぎって昆布の上に載せます。 4. 昆布が浸るくらいの水、約150ccを注ぎます。 5. 落し蓋をします。弱火に掛け、10分ほど煮ます。 6. 昆布をつまんで柔らかくなっていたら、日本酒 大さじ1・醤油大さじ1・本みりん 大さじ1を回し入れます。 7. ときどき菜箸で混ぜ合わせながら、煮汁が少なくなるまで(約10~15分)煮ます。 8. 昆布を一切れつまんで、味を見て、お好みで醤油を加え、味を整えます。 9. 火力を中火にします。鍋底に煮汁がなくなったら、火を止めてください。 10. 冷めたら容器に移して完成です。 ワンポイントアドバイス ✓ 手順2:出汁を取る前の利尻昆布を使う場合は、ここで浸るくらいの水を注いで1時間ほど浸け置いてください。 ✓ 手順5: ショウガ・山椒の実・八角などを加えると、風味の違いを楽しめます。 ✓ 手順6: 梅干しの塩分濃度が高い場合、醤油を少なめにしてください。 ✓ 冷蔵庫で2週間ほど保存できます。 おすすめ記事 昆布の種類と選び方 投稿: 2022年7月8日 昆布の見た目はどれも同じですが、出汁用・食用・飲用など用途が異なっています。この記事では、昆布の種類を用途ごとにご紹介し、さらに昆布の良し悪しを見分けるコツをお伝えします。 おだしレシピ出し殻, 利尻昆布, 昆布