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親子丼(いわし削り)

この記事では、いわし削り出汁を使う親子丼の作り方を紹介します。
『親子丼』という名前は、材料に鶏肉と鶏卵を用いることに由来します。
面白いことに親子でありながら、鶏肉に含まれるうま味成分はイノシン酸で、鶏卵のうまみ成分はグルタミン酸です。
異なるうま味成分が含まれていますので、親子を合わせるとうま味の相乗効果が働きます。これが親子丼の美味しさの秘密です。
この親子丼のうま味を補うため、コクのあるいわし削りの出汁(イノシン酸)甘い玉ねぎ(グルタミン酸)を加えます。甘味とうま味が強化されますので、濃厚な風味に仕上がりますよ。

※ このレシピでは2人前の分量で解説しています。1人分ずつ作る時には、卵をとじる前に半分に取り分けてから作ってください。

このレシピで使っているおだし

いわし削り
甘みとコクが特徴のしっかりとした風味の出汁が取れますので、醤油や味噌ベースの濃い味付けの料理に向いています。
また、味がしっかりしていますので、そのままおひたしや卵がけご飯に掛けて食べる方も多いです。

 

材料(2人分)

いわし削り出汁150cc
鶏モモ肉200g
玉ねぎ中1個
たまご4個
調味料醤油 大さじ1
日本酒 大さじ1/2
本みりん 大さじ1/2
砂糖 小さじ1
その他三つ葉 お好み量
刻み海苔 お好み量

作り方

1. いわし削りの出汁150ccを用意します。おだしの取り方はこちをご覧ください。

 

2. 鶏肉は一口大に、玉ねぎは5mm幅ほどのくし切りにします。

3. 鍋にいわし削り出150cc、醤油 大さじ1、日本酒 大さじ1/2、本みりん 大さじ1/2、砂糖 小さじ1を入れ中火に掛けます。

4. 煮立ってきたら鶏モモ肉 200gを入れ中弱火にし、2分ほど煮たら火を止めます。

5. そのまま1時間ほど冷ましおきます。

6. 食べる直前になりましたら、玉ねぎを入れ、中火に掛けます。

7.  玉ねぎにタレが絡むように菜箸で混ぜながら、1~2分煮ます。

8. ボウルにたまご4個(2人分)を溶き、鍋に回し入れたらざっくりと混ぜ合わせます。

9. たまごが半熟に火が通ったら火を止めます。

10. 盛り付けたら、お好みで三つ葉や刻み海苔を散らして出来上がりです。

 
 

ワンポイントアドバイス

✓手順5: 冷まし置いている間に鶏肉に味が染み込みます。
✓手順7: 玉ねぎのシャキシャキ食感を残したい場合は1分ほど、しっとりさせたい場合は2分ほど煮てください。

 

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