おだしレシピ 2019.04.23 利尻昆布で作る重ね漬け (更新日: 2023/02/10) このレシピでは、利尻昆布で野菜をはさんで漬け込む「重ね漬け(かさねづけ)」の作り方をご紹介します。 ミルフィーユのように複数の素材を重ねて漬ける「重ね漬け」には様々な組み合わせがあり、キャベツと真鯛、大根とハム、カブとサーモンなどが挙げられます。 ここでは、昆布と5種類の野菜を使いヘルシーな重ね漬けを作ります。 昆布は北海道で採れる利尻昆布(りしりこぶ)を使っています。京都の千枚漬けにも用いられる利尻昆布は、上品なうま味と程よい塩気が特徴です。あまり主張をしない昆布ですので、野菜の風味をそのまま活かしてくれます。 野菜は冬が旬の白菜・ニンジン・大根を中心に、ニンジンで彩りを、ミョウガで香りを豊かにしています。全ての野菜をきちんと揃えていただく必要はありませんので、ご自宅にある野菜・お好きな野菜で重ね漬けを作ってみてください。 おすすめの出汁 利尻昆布 十分なうま味と程よい塩味がある、上品な香りの昆布です。旬の野菜の色や食感を活かしながら、うま味たっぷりに仕上げてくれます。 材料 利尻昆布約40g 白菜約800g(大きめ1/4カット) ニンジン60g 大根200g きゅうり2本 みょうが5個 塩大さじ1/2~1 酢100cc みりん50cc 砂糖大さじ1 ※大葉(しそ)やショウガの甘酢漬けを加えると異なる風味を楽しめます。 食材以外に用意するもの 漬け込むトレイ15cm×20cm 高さ8cmくらいのもの漬け込んでいると具材が沈んでくるので、重しが浮かない入れ物を使ってください。 重し約3~4kgペットボトルに水を入れたもので代用できます。 作り方 1. 利尻昆布を漬物容器の大きさに合わせて切り、流水で表面の汚れを落とします。水分を含んで広がりますので、漬け込むトレイよりも小さ目に切ってください。 2. 鍋に、酢100cc・みりん50cc・砂糖大さじ1を入れ中火に掛け、ひと煮立ちさせて、冷ましておきます。 3. 白菜を洗って、ザルで水を切ります。少し水気が残っていても大丈夫です。 4. ニンジンと大根を千切りにして、ひとつまみの塩をもみ込みます。 5. キュウリを薄い輪切りにして、ひとつまみの塩でもみます。 6. ミョウガを、縦半分に切り、薄切りにします。 7. 漬け込むトレイに、白菜の半分量を広げて敷き、塩を小さじ1/2くらい振りかけます。 8. 白菜の上に、利尻昆布の半分量を敷きます。 9. 利尻昆布の上に、人参と大根の千切りを広げます。 10. その上に、キュウリを広げ、ミョウガの薄切りを載せます。 11. 残りの利尻昆布を載せます。 12. 半量残っている白菜で、蓋をするように広げ、小さじ1/2ほどの塩を振りかけます。 13. 鍋で合わせた調味料を、素材の上からまんべんなく注ぎます。 14. 大き目のラップを二枚重ねでかぶせて、重しを載せて冷蔵庫に入れます。 15. 3~4日漬け置き、お好みの漬かり具合で召し上がってください。 ワンポイントアドバイス ✓ 重しがない時には、空ペットボトルに水を入れて代用してください。重さがある方が早く漬かります。 ✓ 塩が控え目ですので、水の上がりが遅いです。3~4日ほど冷蔵庫で様子を見ながら漬け込んでください。 ✓ 漬け込んだ汁を洗わずそのまま盛り付けますので、振り塩を控え目にしています。塩気が足りないと感じる場合は、だし醤油などで味付けしてください。 おすすめ記事 昆布の種類と選び方 投稿: 2022年7月8日 昆布の見た目はどれも同じですが、出汁用・食用・飲用など用途が異なっています。この記事では、昆布の種類を用途ごとにご紹介し、さらに昆布の良し悪しを見分けるコツをお伝えします。 おだしレシピ利尻昆布, 昆布