おだしレシピ 2019.07.23 ゴーヤーのササッとおかか炒め (更新日: 2023/05/12) このレシピでは、ゴーヤーのササッとオカカ炒めの作り方を紹介します。 夏が旬のゴーヤー。 「苦味が苦手」という方もいらっしゃると思いますが、 このゴーヤーには、夏バテ防止や美肌効果があることをご存知でしょうか? ①夏バテ防止 本州では「苦瓜(ニガウリ)」とも呼ばれ、その名の通り、苦味が強い特徴があります。 この苦味の正体はモモルデシンという成分で、胃腸の消化液の分泌を促し、食欲を向上させる働きがあります。 ②美肌効果 ゴーヤーにはビタミンCが豊富に含まれていますので、メラニン色素の過剰生成を抑える働きもあります。 他にもゴーヤーには便秘解消に有効な食物繊維や高血圧を予防するカリウムが豊富に含まれています。 そこで、ゴーヤーの苦味が得意でない方にも美味しく食べていただけるよう、カツオと合わせる調理法を紹介します。 カツオにはイノシン酸といううま味成分や200種類を超える香り成分が豊富に含まれています。 そのため、ゴーヤーにカツオ(オカカや出汁)を合わせると、カツオの風味がゴーヤーの苦味を包み込み、苦味が和らぎます。 また、カツオにも疲労回復効果や肌の乾燥を防ぐ美肌効果がありますので、 ゴーヤーとカツオは夏に最適な組み合わせと言えます。 ぜひ、ゴーヤーのササッとオカカ炒めを食べて、この夏を乗り切ってください。 おすすめの出汁 かつお節薄削り うま味(イノシン酸)と香り(200種類以上)が豊富な出汁素材です。料理の風味を豊かにする働きがあります。 材料 ゴーヤー1本(約220g) 即席だし醤油かつお出汁 大さじ1 醤油 大さじ1 おかか細かいかつお削り 10g ゴマ油大さじ1 作り方 1. ゴーヤー1本を縦半分に切り、種を取り除いたら、厚さ3mmほどの半月切りにします。 2. 切ったゴーヤーをボウルに入れ水を注ぎ10分ほど置き、アクを抜きます。 3. かつお出汁大さじ1と醤油大さじ1を合わせて、即席だし醤油を作ります。 4. フライパンにゴマ油大さじ1を入れ、弱火~中火に掛けます。 5. フライパンにゴーヤーを入れ、炒めます。 6. 1~2分ほど炒めてゴーヤーにゴマ油がまわったら、鍋肌からだし醤油を回し入れます。 7. 手早く炒め、だし醤油が香ってきたら、オカカ10gを加えて、ササッと混ぜ合わせます。 8. ゴーヤーとオカカが混ざったら火を止めて、出来上がりです。 ワンポイントアドバイス ✓ 手順1: ゴーヤーの種や綿を取る時には、スプーンでそぎ取るようにすると取り除きやすいです。 ✓ 手順8: ゴーヤーの苦味が気にならない方は、水にさらさずに炒めてください。水にさらしすぎると栄養分が流出してしまいます。 ✓ 手順3: カツオ出汁が用意できない時には、醤油を大さじ2/3にしてください。 ✓ 手順5: ゴーヤーは生で食べられますので、炒め具合はお好みで調理してください。 参考文献 ・斉藤司(2014)『かつお節の香りに寄与する重要香気成分』 おだしレシピかつお削り, ゴーヤー